(財)奈良先端科学技術大学院大学支援財団

　産学連携フォーラム

◇趣旨
関西における新産業の創出を目指して、国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学（NAIST）で生まれた先端的な研究成果や、独創的な研究を紹介し、あわせて研究者・技術者との交流を目的としてNAIST産学連携フォーラムを開催しております。

◇開催案内
第21回ＮＡＩＳＴ産学連携フォーラム開催－『NAISTバイオが切り拓く新たな生物資源』－

バイオサイエンス研究科が取り組む最新の研究成果をご紹介し、産学連携の方向を探りたいと思います。

日　　　時：	2009年3月11日（水）１５：００～１８：００
場　　　所：	関西経済連合会　29階会議室　　　　（大阪市北区中之島6丁目2-27　中之島センタービル）
主　　　催：	社団法人　関西経済連合会国立大学法人　奈良先端科学技術大学院大学財団法人　奈良先端科学技術大学院大学支援財団
協　　　力：	けいはんな新産業創出・交流センター
プログラム：
【挨　　　拶】	（１５：００～１５：１０）
	奈良先端科学技術大学院大学　バイオサイエンス研究科　研究科長　河野　憲二
【講　　　　演】	（１５：１０～１６：５０）
	「TRECK-Tgマウス：無毛アトピー性皮膚炎モデルマウスの誕生」
	バイオサイエンス研究科研究科長河野憲二
	「花成ホルモン（フロリゲン）の同定と植物制御への応用」
	バイオサイエンス研究科教　　授島本　功
	「アフリカのグリーン・ダイヤモンド：カラハリ砂漠の野生植物資源」
	バイオサイエンス研究科助　　教明石欣也
【交　流　会】	（１７：００～１８：００）　　　　　　　　　31階「アクトルーム」
【技術相談会】	（１５：００～１７：００）　　　　　　　　知的財産本部　知的財産コーディネータ
お申込・お問い合わせ：
	講演会・交流会とも無料です。参加ご希望の方は、所属・役職・氏名・連絡先をご記入の上ＦＡＸまたはﾒｰﾙにてお申込ください。なお、技術相談をご希望の方は、合わせてそのご依頼内容をご記入ください。
申込み先：	奈良先端科学技術大学院大学支援財団　行き
	ＦＡＸ：０７４３－７２－５８１９
	E-Mail：21n-fo@science-plaza.or.jp
	●フォーラム申込書は下のアイコンを　「右クリック → 対象をファイルに保存」でダウンロードしてください。
	第21回産学連携フォーラム申込書（Wordファイル）	第21回産学連携フォーラム申込書（PDFファイル）
問い合わせ：	奈良先端科学技術大学院大学支援財団（担当：乾・志野）
	TEL：０７４３－７２－５８１０

＜フォーラム講演要旨＞
	○「TRECK-Tgマウス：無毛アトピー性皮膚炎モデルマウスの誕生」
	バイオサイエンス研究科研究科長河野憲二
	NC/Ngaマウスはヒトアトピー性皮膚炎モデルマウスとして使用されている。今回このマウスに我々が開発したTRECK法を用いることで、無毛のモデルマウスを作製することに成功した。無毛のモデルマウスは毛剃りをすることなく皮膚炎症状を観察でき、治療薬の開発に有用である。他の有用なTRECK-Tg疾患モデルマウスについても紹介する。
	○花成ホルモン（フロリゲン）の同定と植物制御への応用」
	バイオサイエンス研究科教　　授島本　功
	最近我々のグループは、長年謎とされてきた花成ホルモン（フロリゲン）の実体がHd3a/FT遺伝子のコードする小さなタンパク質であることを明らかにした。またこの物質はすべての植物において共通であると考えられている。この発見によって、タンパク質による植物の開花制御の可能性が出てきた。例えば人工フロリゲンを植物に導入できる方法があれば自由自在に花を咲かせることが可能になる。こうした可能性について概説する。
	○「アフリカのグリーン・ダイヤモンド：カラハリ砂漠の野生植物資源」
	バイオサイエンス研究科助　　教明石欣也
	地球上には、乾燥・高温・強光などにさらされる過酷な砂漠環境においても、生存が可能な野生植物が存在する。アフリカ・カラハリ砂漠に自生する野生種スイカの研究から、活性酸素消去活性に優れるアミノ酸のシトルリンや、根の旺盛な伸長に関与する遺伝子群など、ユニークな有用遺伝子・タンパク質・化合物資源が見出されている。これら有用資源の探索と利用の試みについて紹介したい。


	会場へのアクセス	◆市バス　ＪＲ大阪駅前から　　53番（船津橋行）終点船津橋下車すぐ　淀屋橋から　　88番（天保山行）土佐堀三丁目下車　　徒歩約3分　　107番（境川行）　土佐堀三丁目下車　　徒歩約3分 ◆京阪電鉄　中之島線中之島駅 2番出口から徒歩約3分 ◆地下鉄　千日前線阿波座駅　9番出口徒歩約7分　中央線　阿波座駅　3番出口から徒歩10分 ◆ＪＲ環状線　野田駅下車徒歩約10分

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